6月の誕生石をごぞんじですか?
1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ宝石を誕生石といいます。
知らないと損することも紹介しますね。
6月の誕生石は持ってた方がいいの?知らないと損する【パールとムーンストーン】
結論からいいますと、誕生石を身に付けて持っていくというのは一種のおまじないです。
お正月にお宮参りでおみくじを引いたら大吉がでたら喜び、大凶ならその年は身体などに気を付けるみたいな一種の心の保険のようなもの。
よく言われることで、7月誕生石ののルビーは赤い色が気分を高揚させる効果がある、
9月の誕生石の青いサファイアは、気分を落ち着かせる効果があるなどがそれに当たります。
人間は気分で生きる生き物的なところが実際ありますので、たしかに色は人の気分に大きく関係してきますが、だからと言って誕生石を持ってた方が良いとはなりません。
そもそも何故、そういう俗習慣が世界的に根付いていったのでしょうか?
あなたは6月の行事・しきたりをご存じですか?6月は『衣がえ』の季節です。現在では一般的に6月1日と10月1日におこなわれています。制服のある学校ではこの日に冬服から夏服に衣がえをし、一般家庭でもこの日を目安に衣類の入れ替えを[…]
誕生石の由来
ちなみに、日本で言われている誕生石の種類と他の国での誕生石の種類はちがいます。
誕生石の由来には諸説あるのですが、文書として残っているものの一つに『聖書』があります。
旧約聖書と新約聖書には、宝石に関する記述が多数あり、これが誕生石をきめるルーツになったと言われているのです。
王族や当時のキリスト教の高僧が身にまとっていた宝石がもとになっています。その他の庶民が宝石を身に付けられるようになったのは18世紀のフランス革命以降の事。
ポーランドの宝石商に考案された誕生石が広まり、自分の誕生石を身に付けることが流行ったのです。しかし、誕生石の種類は国によっても宝石商によってもバラバラ。
アメリカの宝石商組合
1912年アメリカの宝石商組合(現在のジュエラー・オブ・アメリカ)が初めて誕生石の選定を公式に行いました。
繰り返しになりますが、誕生石の原案は『聖書』からきていると言いましたが、このアメリカでの選定の仕方は、それとは関係なくダイヤモンドの普及や人気のあった石から選んだとも言われていて、一説にはティファニー社が当時人気のなかった半貴石を普及させようと誕生石を選定したともいわれています。
その後、イギリスの貴金属協会が誕生石を選定。日本の誕生石の選定はこのアメリカのものとイギリスの2つがもとになっていると言われています。日本の誕生石は1958年に選定されています。
国によって誕生石がちがう理由
日本の誕生石(1月・ガーネット/2月・アメジスト/3月・サンゴ、アクアマリン/4月・ダイヤ/5月・エメラルド、ヒスイ/6月・パール、ムーストーン)
(7月・サファイア/8月・ペリドット/9月・ルビー/10月・オパール/11月・トパーズ/12月・トルコ石)
イギリスの誕生石(4月・ロッククリスタル/5月・クリソプレーズ)
フランス誕生石(3月・ルビー/9月・ペリドット/10月・パール、アクアマリン)
というように、国によって石の種類もちがえば月もちがいます。
なぜそうなるのでしょう?答えは、国によって宗教や人気の宝石が違うからです!
例えば、日本がサンゴやヒスイを誕生石として入れているのは、日本人になじみが深い石だからです、早い話が誕生石のラインナップにサンゴなどを入れて売りやすいようにしておかないと宝石商が困るからです。
イギリスでは水晶の愛好家が多いので、当然のようにイギリスの誕生石のラインナップには水晶系の石が入っています。
逆にいえば、昔の宝石商の営業努力のたまものが現在まで続いているという事ですね。
宝石屋さんのワンポイントレッスン
お客様からパールについてのよくある質問
花珠鑑別も企業努力なだけ
冒頭の誕生石が広まったのは宝石商の営業努力というお話をしましたが、よく真珠の鑑別で言われる『花珠鑑別』も鑑別機関の営業努力のほか何物でもありません。
一応、鑑別機関は公的ではありますが一企業です。要は、鑑別を発行する鑑別機関の目玉商品が必要なわけです。
真珠でいう所の目玉になるヒット鑑別商品が『花珠』『天女』という鑑別なのです。
ざっくりいうと、『花珠』とついている商品の値段には開きがありますよね。同じ珠サイズのネックレスで20万の花珠があったり、100万円の花珠があったりします。
公的な鑑別機関はいくつかありますので、仮にA社で花珠鑑別を発行していたとしても、その商品を購入後に、B社に鑑別を個人が持ち込み依頼しても花珠鑑別を取れる確率はかなり低いはずです。
違いが分かりずらい宝石の鑑別は、今も昔も闇が深いです。
ムーンストーン
もう一つの6月の誕生石<ムーンストーン>
*説明に使える画像がなかったので商品リンクを載せてますが、たいしていいものではないのでよっぽどムーストーン好きという方以外は購入しないでくださいね
半貴石が人気のない理由
もともと半貴石はそれ自体の石には価値が低い石なので、5大宝石のダイヤやルビーなどと違い、宝石を価値があるから欲しいという人には不人気な石でした。宝石屋さんは半貴石の事は宝石とは呼びません。
商品販売単価が上がらないので、昔はデパートにはあんまり数多くは並ばないですよね。
しかし、最近はデパートにも並んできたのです。
理由は金が高くなってきたから、例えばダイヤのリングを1つ作るのに今まででは販売価格10万円で作れていたものが、金が高くなったので、同じ石の品質のつくりでも15万とかするようになりました。
要は、5大宝石の商品が明らかに値段をあげなくてはいけなくなったので、値段帯の手ごろな商品を加える為には半貴石商品が必要になってきたのです。
逆にいうと、現在の金相場でもお手頃な価格で出ている宝石は品質がもともとヨロシクないものです。
わたしは個人的にムーストーンは女性(当時の彼女)に初めてプレゼントとして購入した宝石なので思い入れのある石ですので好きです。
6月の誕生石は持ってた方がいいの?知らないと損する【パールとムーンストーン】のまとめ
宝石が好き・宝石に興味があるというのは人それぞれ、なにも誕生石だから持っておいた方がいいとは言いませんが、単純にこの石キレイ・好きなデザインだなと思ったものは身に付けていていいと思います。
6月生まれの人が、アメジストをいつも着けていてもいいのです。価値があるから、おまじないだからと着けているよりも身に付けているとテンションがあがるからという理由の方がよっぽどご利益がありそうですものね。
しきたりや風習はいいように解釈しながら楽しんで生活していきましょう。