転職宝飾業界から転職、宝飾業界へ

宝飾業界に転職を考える人・宝飾業界から転職を考える人はどちらも要注意!

2019年の10月1日より消費税が10%になり、ただでさえ景気の後退が懸念されていた矢先に、11月の下旬より中国の武漢で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が広まったのです。

その後、瞬く間に世界中に流行し、日本もその影響を大きく受けました。

特に、宝飾業界はもともと、日々の来店型販売では売り上げを取れない体質であった為、稼ぎ頭の展示会などを開催することが出来ずにほとんど活動が行えない状態。

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そんな中で、今から宝飾業界に入りたいと思っている人に重大な心からの忠告と、逆に宝飾業界から別の業界に行こうと思っている人には、ちょっと気を付けて貰いたいことがあるのでそれをお伝えしますね。

私は、宝飾業界に入って今年で19年目を迎える販売&営業&企画を一手にやりながら、宝飾売場の一つのショップを運営する店長でした。

今年からは、店長職を退き課長として働いています。今から、他業界へ出ようとしている宝飾業界の方には私の今年の動きもチェックしていただいていた方がよいかもしれませんね。管理職を辞めたい【仕事は辞めずに変な責任感から回避する方法】

宝飾業界に転職を考える人・宝飾業界から転職を考える人はどちらも要注意!

転職を考える男性

先日ご紹介した記事にも、似たようなタイトルの記事がありましたが、コロナ騒動の影響で、遙かに状況が急加速してしまいましたので、更に踏み込んだ助言をさせていただきますね。デパートから転職は賛成【デパート就職はやめたほうがいい理由】

宝飾業界に転職を考える人に伝えたいこと

宝石商の女性

もともと、他業種の人は当たり前の事なのですが、本当の内情が解らないので、宝飾業界の事を「華やかな世界」「派手な世界」だと勘違いしがちですよね。

実際には、とても地味な仕事ですし、在庫を大きく抱える仕事なので利益率もそれほど良くありません。例えるならば、宝飾業界の販売員は、ホステスさんやホストと同じだと私は思います。

結局のところの人気商売、お客さんをたくさん持ってる人が人気なわけです。人気な人は更に、接客の回数がふえるとともに決定率の高い商売の経験が数多くできるからより売り上げを上げられるようになります。

しかし、そんな人気商売の販売の世界でも面白い現象が起きるのです・・。

人のご機嫌をとる仕事なのに、人が辞めていく理由はなぜか人間関係。狭い世界での競争で衝突してしまいがちなのです。

グッ〇や〇ィトンなどのスーパーブランド間の販売員の転職(移籍)も日常的に行われています。

35歳めどで社員が辞めていくのです。理由はそのくらいの歳で店長クラスになれないと、その後の待遇が期待できないからなのです。

要は、宝飾業界は先行きが見えにくい職業なのです。昔のように、宝石を珍しいと集める女性も減っていますし、時代はミニマム社会へと移行していっています。

一部の富裕層は更に派手な生活をしていくでしょうが、一方では中流社会の層が貧困にあえいで、宝石を着けてどこかに出かける事が出来なくなっていくでしょう。

理由は明白です。所得が明らかに落ちているからです。

15年前の日本の中流家庭といえば、おおよそ年収で700万~800万のサラリーマンでした。

35歳~40歳の課長クラスでもそのくらいの年収はあったはずです。しかしながら、現在はどうでしょうどうかすると、年収が6割くらい減っていると思われます。確実に大きく減っているのです。

それに伴い、時代は物を所有する時代から所有しない時代へと移り変わっています。

その前に、コロナの影響を受けて宝飾業界の多くの会社が今年中に倒産していくことでしょう。

今回の緊急事態宣言での外出自粛で思い知らされたこと

今回の自粛ではデパート業界ならびに、宝飾業界はテレワーク化もできずにただ、家で待機という状況に追い込まれました。

仕事内容が、対面で話をして宝石を勧める仕事なのでテレワーク化できないのです。もちろんネット販売化も大幅に遅れています。

逆にいうと、ネット販売が難しいものだから対人販売全盛なのでしょう。

人を集められないから、店が開けない、展示会が出来ない・・八方ふさがりですね。

これは宝飾業界だけに限った事ではないですが、マーケティングの手法が30~40年前と変わってない業界なので、これからネットなどで情報が開示されていくたびに、闇が明るみになって商売が厳しくなっていくような気がしてなりません。

これから、自分の力試しとばかりに、宝石の営業を目指すあなたは、ぜひこちらの記事も読んでみてください。宝石業界 闇を話し出したらキリがない『宝石の購入で失敗しない心がけ』

これから宝飾業界から他の業界に転職を考えているあなたへのエール

いい歳だから、転職は難しい・・。たしかに年齢がある程度いってしまうと転職は厳しくなってしまいます。

雇う側もそれなりの給料で迎えなければなりません。しかし、ほんとうに転職が難しい理由は年齢ではなくスキルです。

日本の会社では、その会社の業務を行う為だけの教育しか受けてきません。

ですから違う業界に転職しようとすると、つぶしが効かないわけです。

特に、宝石の販売員などの接客サービス業は、接客サービス以外の仕事のスキルがありません。

転職する際は、ほとんどの人が接客サービスへとスライドする傾向があります。しかし、どこかで決断しないと、いつまでたっても他業種への転職はできません。

これから宝飾業界を飛び出そうとしているあなたには、ただただエールを送るのみです。

宝飾業界に転職を考える人・宝飾業界から転職を考える人はどちらも要注意!のまとめ

最後に,追伸

今回のお話では、これから宝飾業界に転職を考えているあなたへは、思いとどまった方がいいですよという助言と、逆に宝飾業界から出ていこうとするあなたへは、応援しますというお話でした。

コロナウイルス感染の影響で世界中が混乱している中ですので、これが正解という答えは今のところ分かりませんが、時代の流れや、雇用体系の移り変わりから見ても、接客サービスには将来が無い気がしてなりません。

接客サービスの仕事自体はなくなることは無いでしょうが、確実に雇用の数は減るはずです、そうなった時にあなたは生き残れますか?

これは、今からの日本の社会に生き抜く全員に問いかけたい質問です。転職を考えるきっかけは?年代別で動機が違う理由

 

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