誤嚥性肺炎を防ぐ3分でできる2つのトレーニングあなたの祖父母は大丈夫?
ガンや心臓病、脳血管疾患についで命にかかわる重大な病気に一つ
となっている肺炎。
その多くは食べ物を飲み込んだり吐き出したりする力の衰えによる
「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」といわれています。
とくに飲み込む力が弱くなってきた高齢者が患いやすい病気です。
症状がでてしまってからでは遅いですよ。
あなたの、おじいちゃんやおばあちゃんののどの調子を確認して
これから説明するトレーニングを教えてあげましょう!
3分ほどでできるトレーニングです
のどの力の衰えのサイン
まずはおじいちゃん、おばあちゃんの状態をチェック!
次のこうもくに不安があるようならトレーニングが必要です。
✅食事中のむせ
✅せきこみ
✅誤嚥(誤って食道ではなく気道に飲み込むこと)
どうでしたか?
思い当たることはありそうでしたか?
さらに具体的に質問していきますね。
のどの衰えのチェック
のどの衰えは、日常生活のちょっとした動作に表れます。
下の該当する項目にチェックがいくつ入るか質問してみて
思い当たることが多いほど、のどの老化が進行しています。
☑食事にたんが絡むことが多い
☑大きめの錠剤(薬)がのみこみにくくなった
☑食事に時間がかかるようになった
☑のど仏の位置が首の半分より下にある
のどを動かす筋肉の力が弱くなっています。飲み込むタイミングが
微妙にずれて、食べ物や飲み物が誤って気管に入りやすくなります。
「のどの調子をよくする2つのトレーニング」でのどの筋肉を鍛えましょう。
チェックが2つ以上ある人は「のどトレB」を重点的にやってください!
☑すこし身体を動かしただけで、すぐに息切れする
☑「えー」と伸ばす声が10秒以上続かない
☑若い頃より声が小さくなったと思う
☑喫煙している(タバコ)
チェックが多い人は・・・
体力がかなり落ちています。体力が落ちると、呼吸機能が低下してうまく
息を吐くことができず、のどに入った異物を吐き出せなくなります。
さっそく、「2つのトレーニング」をはじめて呼吸筋を鍛えましょう。
チェックが2つ以上ある人は「のどトレA」を重点的におこなってください。
3分でできるのどの調子をよくする2つのトレーニング
のどトレⒶ
吐き出す力をつける(*血圧の高い人はかかりつけの医師に相談してから)
風船をふくらませることで、腹式呼吸が身につき肺活量が増えて
せきをする力が強まります。
初めは無理をせず簡単にふくらませるようになったら徐々に
回数を増やしましょう。
風船をふくらます
風船を口にくわえ息をふきこみながら大きく膨らませる。
10回ゆっくりでいいので繰り返す。
風船をふくらませられない場合は⇊
吹き戻し笛を吹く
吹き戻し笛を口にくわえて息を吹き込みながら10秒伸ばす
これを10回ゆっくり繰り返す。
(*吹き戻し笛も、風船も100円ショップで購入可)
のどトレⒷ
のみこむ力をつける(*血圧が高い人はかかりつけの医師に相談してから)
①手のひらと額とで押し合う
手のひらを額に当てて、額を押しながらおじぎ。
押し合っている状態で5秒ガマン。これを10回繰り返し。
*のど仏あたりに力が入っていればOK。
②握りこぶしとあごで押し合う
握りこぶしをあごにあて、押し上げながらあごを引く
押し合っている状態で5秒ガマン、これを10回。
*のど仏のあたりに力が入っていればOK.
口を横にひろげる
「いー」と声を出しながら、口を横にひろげ奥歯を
くいしばるように力を入れて5秒維持。これを10回。
*のど仏のあたりに力が入っていればOK.
唾をのみこむ
頭を軽く前に倒して意識して唾をのみこむ
これを5回繰り返し
西山耕一郎さん監修で雑誌<家の光>から引用・参考にしました。
誤嚥性肺炎を防ぐ3分でできる2つのトレーニングあなたの祖父母は大丈夫?のまとめ
どうでしたか?
ちゃんとおぼえて貰えましたか?はじめは10分くらいかけて
なれてもらったら、3分でできる簡単な予防法です。
習慣化してもらう為にも、あなたがまずしっかり覚えて
教えてあげてくださいね。